ハイパフォコンサルの評判|フリーコンサル案件の単価と条件

この記事の結論

  • ハイパフォコンサルはINTLOOP株式会社(東証グロース・証券コード9556)が運営する、フリーコンサル向けでは数少ない上場企業運営のエージェントです。運営元の実態は有価証券報告書レベルで追える——これはこの領域では珍しい強みです
  • 一方で「業界最大級の案件数」の中身を実測しました。2026年8月10日時点の公開案件(募集中のみ)は248件です。二次メディアに流通する「公開案件数8,000件以上」は、公式が公表している**「累計プロジェクト数」との取り違えの可能性が高い**と考えられます
  • 公式トップの「リモート案件80%以上」は、実測187件/248件=約75.4%でおおむね裏付けられました。ただしこの187件は「一部リモート」を含む値です。**在宅完結のフルリモートは3件(約1.2%)**でした
  • 公式トップの「PMO・PM案件60%以上」は、実測178件/248件=約71.8%で、訴求値を上回っていました。この記事で検証した公表値のうち、最も忠実だったのはこの1つです
  • 単価は「〜◯◯万円/月(税別)」という上限・税別表記です。テクフリ(FLR-34)の税込・上限表記とは税の扱いが違うため、そのまま並べて比較できません
  • 掲載案件の契約形態には、業務委託(フリーランス)だけでなく「派遣」「契約社員」が混在しています。フリーランス新法の適用、消費税、経費計上、社会保険がすべて変わるため、案件ごとに契約形態を確認する必要があります
  • 手数料率は非公開です。INTLOOPは労働者派遣事業の許可を持ち法定開示も行っていますが、当メディアが確認できたのは2019年度・派遣19名・労使協定方式のもので、現在の業務委託案件の手数料水準を示す材料にはなりません
  • 支払は当月末締め翌月15日(※諸条件あり/公式一次確認済み)。フリーランス新法の上限(受領日から60日以内)に対して十分に短く、この点は公表どおりの強みです

「ハイパフォコンサル 評判」で検索すると、数字が並びます。「登録者46,000名超」「公開案件数8,000件以上」「導入社数650社超」「累計プロジェクト約8,000件」「取引社数累計1,000社」——同じサービスの説明として流通している数字が、桁も分母も揃っていません

この記事では、口コミの収集ではなく、公式が掲げている数字を一件ずつ実測で検証することをやります。公式サイトの訴求、案件検索の実数、運営元INTLOOPの開示資料を当たり、どの公表値が実測と一致し、どれが一致しないのかを線引きします。

対象は、コンサルティングファーム/事業会社の企画部門で実務経験を積み、フリーコンサルとしての独立を検討している方、およびITエンジニアからPMO・上流へ移りたい方です。

基本情報|運営が上場コンサル会社であることの意味

まず運営元です。ここはこのサービスの最大の特徴なので、先に固めます。

項目内容出典
運営会社INTLOOP株式会社(2005年設立・東京都港区・代表取締役 林博文)公式会社概要
上場区分東証グロース市場・証券コード9556(2022年7月8日上場)公式サイト内NEWS表記
従業員数単体864名/連結1,508名(2026年1月31日現在)公式会社概要
売上高約335億円(2025年7月期)/2026年7月期は増収計画有報ベースの第三者集計(要一次確認)
許可番号有料職業紹介 13-ユ-301898/一般労働者派遣 派13-302451公式会社概要
姉妹サービスTECH STOCK(ITエンジニア向け)、ハイパフォPMO、ハイパフォSAP、ハイパフォキャリア(転職)公式
資本提携伊藤忠商事株式会社と資本・業務提携INTLOOP統合報告書

上場企業が運営していることの実務的な意味は、「良いサービスである保証」ではなく「情報開示の量が違う」という一点です。フリーコンサル向けエージェントの多くは非上場で、財務状況も事業規模も外から検証できません。INTLOOPは決算短信・有価証券報告書・統合報告書が公開されており、支払い能力と事業継続性を自分で確認できます

支払サイトが短い会社ほど資金繰りの影響を受けやすい以上、発注元の財務が読めるというのは、報酬を受け取る側にとって実質的な安心材料です。ここは他社との明確な差です。

「コンサル会社が運営しているから直請けが多い」は、そのままでは検証できません

公式は「クライアントは上場企業様も多く、直接ご発注いただく案件が多くあります」と書いています。これは事実の表明ですが、比率は公表されていません。二次メディアには「直請け比率◯%」という数字も流通していますが、当メディアでは公式一次情報で確認できなかったため使用しません。

ただし、掲載案件を読むと「ベンダー側PMOとして参画」「弊社コンサル担当がおり、双方で連携しながら」といった記述が複数あり、INTLOOP自身が受注したプロジェクトにフリーランスが合流する形(ハイブリッドチーム)が一定数あることは案件文面から読み取れます。「直請け」の定義を面談で確認する価値はあります。

「業界最大級の案件数」を実測する|公開案件は248件だった

公式トップページには「業界最大級の案件数」と大きく書かれています。この記事の中核はここです。実測しました。

指標実測値取得条件
公開案件(募集中のみ表示)248件2026年8月10日・案件検索「該当◯件」表示(当メディア実測)
うちリモート可(フル+一部)187件(約75.4%)公式トップの「リモート案件を探す」リンクと同一フィルタ
うちフルリモート3件(約1.2%)フルリモート絞り込みページ
うちプロジェクト管理(PM・PMO)178件(約71.8%)職種絞り込みページ

一方、二次メディアで流通している数字はこうです。

流通している数字実測・一次情報との関係
「公開案件数は8,000件以上」実測248件と2桁乖離。同時期の別メディアが「累計プロジェクト数も約8,000件」と書いており、累計実績を公開案件数として引用した取り違えの可能性が高い
「導入社数650社超」INTLOOPは「取引社数累計1,000社(2023年10月末時点)」を自社リリースで公表。650社は時点・定義とも不明
「業界最大級の案件数」公式の訴求文言。件数の定義(公開/保有/累計)と時点の記載はない

248件を「少ない」と読むかどうかは、分母の定義で変わります

この248件は**「募集中のみ表示」をONにした、その日の公開案件の実数です。エージェントは非公開案件を持つのが通常で、面談後に提示される案件はこの248件の外にもあり得ます。「保有案件が248件しかない」という意味ではありません。

同時に、登録前のあなたが自分で確認できる選択肢は、この248件がすべてです。「8,000件」を期待して登録すると落差を感じます。登録前に見えている母数は248件、それが実測の答えです。

なお、募集終了分を含む全掲載件数は今回測っていません(検索UIのデフォルトが「募集中のみ」であるため)。再取得時は取得条件(フィルタのON/OFF)ごと記録してください。

公式トップの3つの訴求値を突き合わせる

公式トップページには、案件を絞り込むための3つのバナーが並んでいます。それぞれに比率が書かれているので、実測と突き合わせます。

公式の訴求実測(2026年8月10日)判定
PMO・PM案件 60%以上178件/248件=約71.8%訴求値を上回る。整合
リモート案件 80%以上187件/248件=約75.4%やや下回るがほぼ整合。ただし一部リモートを含む値
月120万円越の案件 60%以上未検証(単価フィルタの検索URLを当メディア環境から取得できず)判定保留。読者は公式の該当バナーから自分で件数を確認できる

3つのうち2つは実測で裏が取れました。公表比率が実測とここまで整合するエージェントは、当メディアがこれまで検証した中では多くありません。この点はハイパフォコンサルの評価すべき部分です。

問題は比率ではなく、「業界最大級」という言葉が呼び込む期待値と、248件という母数の落差のほうにあります。

リモートの実態|「80%以上」と「フルリモート3件」は矛盾しない

前節の数字をもう少し分解します。読者の関心が最も高いところなので、単独で扱います。

区分実測件数248件に占める割合
リモート可(フルリモート+一部リモート)187件約75.4%
フルリモート(在宅完結)3件約1.2%
差分=一部リモート(出社日あり)184件約74.2%

「リモート80%以上」は誇大ではありません。定義の問題です

公式トップの「リモート案件を探す」ボタンのリンク先URLは、フルリモートと一部リモートの両方にチェックを入れた検索結果です。つまり公式自身が「リモート案件=フル+一部」という定義で数えており、その定義に沿えば実測75.4%で、訴求の80%とほぼ一致します。定義を隠しているわけではありません。

ただし読者側の「リモート」は、多くの場合在宅完結を指します。その意味でのフルリモートは248件中3件でした。実測時のフルリモート3件は、月80万円の講師案件、月140万円のビルド基盤開発、月120万円の生成AI導入支援です。コンサル・PMOの主戦場ではありません。

参考として、市場全体のリモート掲載比率は31.6%(エン『フリーランススタート』2026年6月度)、フルリモートのシェアは約3割(レバテック市場動向・2026年6月時点)です。コンサル案件はエンジニア案件よりさらに出社前提が強い、というのが実測から言えることです。

「一部リモート」の中身は案件ごとに違う

実測中に確認した案件例では、勤務地が「豊洲(東京都江東区)または梅田(大阪)」「東京都江東区/東京都品川区」のように複数拠点で書かれているもの、「週1回または隔週に1回(1泊2日程度)の出張対応有」と明記されているものがありました。

「一部リモート」は、週4在宅から週4出社までを含む幅の広いラベルです。比率を見ても意味がないので、面談では**「私の経歴で提案可能な案件のうち、出社は週何日・月何回か。交通費と出張費はどちら負担か」**を件数ベースで聞いてください。

単価の読み方|「〜◯◯万円/月(税別)」は上限・税別表記

案件ページの単価表記ルールを実測から確認します。ハイパフォコンサルの単価は「月額報酬 〜140万円/月(税別)」という形式です。読み解く際の注意点は2つあります。

表記の特徴意味読み方
「〜」つき上限表記。下限は書かれていない「〜140万円」の案件で140万円が提示されるとは限らない
「(税別)」消費税を含まない金額課税事業者なら別途消費税を請求できる。テクフリ(税込表記)と直接比較できない
稼働率の併記「稼働率 30〜100%」「50〜100%」などの表記がある週2〜3稼働の案件が存在する。単価は稼働率に比例して按分されるのが通常

実測時に一覧で確認できた単価上限は、月80万円から月200万円のレンジに分布していました(新着順の上位20件程度を目視)。ただしこれは新着順の上位というバイアスのかかった観察であり、248件全体の分布を測ったものではありません。平均値としては使いません。

比較の物差しとして、当メディアが全記事で共有している数字を置いておきます。

指標出典
市場全体のフリーランス平均月額単価78.5万円エン『フリーランススタート』2026年6月度(掲載408,133件)
ITエンジニア系フリーランスの実額平均年収526.3万円マイナビ フリーランス調査2025年版(n=1,000/月労働135.4時間)
月収の振れ幅高い時57.0万円/低い時12.8万円。低い時「0円」が32.4%で最多同上
正社員 ITコンサルタントの平均年収(求人ベース)601万円doda 平均年収ランキング2025
正社員 プロジェクトマネージャーの平均年収(求人ベース)707万円同上

「月120万円×12=年1,440万円」という計算はしないでください

この掛け算が成り立つ条件は3つあります。①提示額が上限どおりであること ②12ヶ月間切れ目なく稼働できること ③稼働率100%の契約であること。このうち②は、実額データが最も否定している前提です。

フリーランスの月収は、高い時57.0万円/低い時12.8万円、そして低い時「0円」が32.4%で最多(マイナビ調査2025年版)。案件と案件の間の空白は、平均値には現れません。

正社員のPM平均年収707万円・ITコンサル601万円(doda)と比べたとき、フリーコンサルの単価が高く見えるのは事実です。その差の一部は、空白期間・社会保険・退職金・有給の対価です。

契約形態に業務委託以外が混ざる|「派遣」「契約社員」案件の存在

これは実測して初めて気づいた論点で、この記事で最も実務インパクトが大きい部分かもしれません。

ハイパフォコンサルの案件カードには「契約形態」欄があり、大半は「業務委託(フリーランス)」です。しかし実測中、以下の表記も確認しました。

確認した契約形態案件例(2026年8月10日時点の掲載)
業務委託(フリーランス)大多数
派遣電力会社向けCISクラウド化PJ開発伴走支援(月〜100万円/愛知県)、クラウド基盤更改案件のプリセールス・PM支援(月〜120万円/東京都港区)
契約社員マネージドサービス事業立上げPM補佐支援(月〜150万円/神奈川県川崎市)

INTLOOPは一般労働者派遣(派13-302451)と有料職業紹介(13-ユ-301898)の許可を持っているので、これらを同一サイトに掲載できる立場にあります。違法でも不当でもありません。

問題は、フリーランス向けサイトの案件一覧に、法的性質がまったく違う契約が同じ体裁で並んでいることです。

契約形態が変わると、フリーランス側の前提が全部変わります

論点業務委託派遣・契約社員(雇用契約)
フリーランス新法適用(書面明示・60日以内支払・30日前予告など)適用外(労働法制が適用される)
消費税課税事業者なら請求可給与のため消費税なし
経費計上可(青色申告特別控除も)不可(給与所得控除に置き換わる)
社会保険国保・国民年金(全額自己負担)社会保険適用の可能性(労使折半)
指揮命令受けない(受ければ偽装請負の疑い)受ける(それが前提の契約)

「月〜150万円」という同じ表記でも、業務委託の150万円(税別)と契約社員の150万円(給与)では手取りも税務も別物です。案件詳細を開いたら、まず契約形態の欄を見てください。

これは裏を返せば、「フリーランスに戻る/会社員に戻る」の中間解を1つのプラットフォームで探せるということでもあります。フリーコンサルの約25%が正社員転向を検討しているという調査もあり(ファインディ Findy Freelance調査2026年1月・n=265)、選択肢が並んでいること自体は否定的に見る話ではありません。知らずに契約することだけが問題です。

PMO・PM案件の比重と、必要な経験

実測178件(約71.8%)がプロジェクト管理カテゴリでした。この偏りが何を意味するかを整理します。

案件文面から読み取れる要求水準は、おおむね以下のとおりです(2026年8月10日時点の掲載案件を目視)。

ポジション案件文面から読める要求
指揮型PMOPJ全体の進捗・品質・課題管理、ベンダー統制、顧客/BP社間の調整、リカバリープラン策定。「リーダーとして参画」表記が多い
管理型PMO進捗/課題/品質/リスク/コスト管理、各種ドキュメント作成、顧客社内の合意形成
PMRFP作成・ベンダー選定・製品選定から導入まで。現場調整とトラブル対応を含む
構想/グランドデザイン外部環境調査を踏まえたTo-Beアーキテクチャ立案、構想書作成まで自走

「自走」「リードとして」「一気通貫で」という語がほぼ全案件に登場します。ハイパフォコンサルの案件は、指示を受けて手を動かす層ではなく、論点を設計して回す層を前提としています。

エンジニアからコンサル・PMOへの転換は可能か

このメディアの読者にはITエンジニアが多いので、率直に書きます。

あなたの現在地ハイパフォコンサルでの見通し
SIerでPM・PLとして顧客折衝と進捗管理を経験最も近い。「ベンダー側PMO」案件は実質的にSIerのPM業務。実測でも「ベンダー側PMO」表記の案件が複数あった
SAP/ERP導入の実務経験がある強い。SAP関連は職種カテゴリが細分化(FI/CO/SD/MM等)されており、専門性がそのまま単価になる領域
インフラ・クラウド(Azure等)の設計経験がある「インフラ領域上流フェーズ」という専用特集が組まれている。上流工程の経験があれば入口はある
Web系の開発中心で、顧客折衝経験が薄い難しい。案件の大半が顧客の経営層・現場との合意形成を求めている。TECH STOCK(同社のエンジニア向けサービス)やエンジニア向けエージェント(FLR-15)のほうが接続しやすい
実務経験3年未満提案は出にくい。正社員で経験を積む選択肢を先に検討(FLR-9)

エンジニアからの転換で最も効くのは、「技術がわかる」ことではなく「顧客の意思決定を前に進めた経験がある」ことです。案件文面が繰り返し要求しているのはそちらです。

手数料は非公開|派遣事業の法定開示は参照材料にならない

まず結論から言うと、ハイパフォコンサルの手数料率(マージン率)は公開されていません。公式サイトにマージンに関する記載はなく、これは業界標準どおりの扱いです。PE-BANK(FLR-37)のような契約金額の開示方式でも、テクフリのようなタグ単位の部分公開でもありません。

次に、労働者派遣法第23条第5項に基づく法定開示です。INTLOOPは派遣事業の許可を持つため、この開示義務があります。当メディアが確認できたのは以下です。

項目
対象期間2019年2月1日〜2019年7月31日
派遣労働者数19人(2019年6月1日時点)
派遣先事業所数15件
労働者派遣の料金額の平均74,435円/日
派遣労働者の賃金額の平均35,585円/日
マージン率52.1%(労使協定方式)

この52.1%を「ハイパフォコンサルの手数料率」として読まないでください

  1. 7年前(2019年度)の数字です。上場前・売上規模が10分の1以下の時期の開示です
  2. 対象は19名です。統計としての意味はほとんどありません
  3. 派遣は雇用契約であり、マージンには社会保険料の事業主負担・有給休暇費用・教育訓練費用が含まれます。業務委託案件の手数料率とは計算の中身が別物です(FLR-17・FLR-34と同じ留保)
  4. 労使協定方式による賃金決定であり、同種業務の一般賃金水準を基準に賃金が定められています

レバテックのときは「同一法人・同じIT人材事業・320名分・直近年度」という条件が揃っていたため参照価値がありましたが、INTLOOPの当メディア確認分は年度が古く母数も小さいため、今回は参照材料になりません。使えない一次資料は使えないと書く——それも一次情報主義の一部です。

なお、法定開示は毎年度行う義務があるため、最新年度版が公開されている可能性が高いと考えられます。公開前に必ず最新版を確認し、条件が揃うようであれば本セクションを差し替えてください(→編集メモ)。

上場企業だからこそ使える、別の推定材料

手数料率が非公開でも、上場企業には連結の収益性という代替材料があります。INTLOOPの2025年7月期は売上高約335億円に対して営業利益約22億円で、営業利益率は約6.6%(当メディア算出)です。

この6.6%を「手数料率」と読むのも誤りです

営業利益率は、手数料収入から自社の人件費・営業費・システム投資をすべて差し引いた後の数字です。フリーランスに支払う報酬は売上原価に入ります。つまり**「手数料率 − 会社の運営コスト = 営業利益率」**という関係で、手数料率そのものではありません。

この数字から言えるのは1点だけです。人材プラットフォーム事業として、極端に高い利益率で回っている会社ではない。手数料率を面談で聞き出せないなら、率の推測はやめて、提示される実額の絶対値だけで他社と比較する。これが最も速い判断方法です。

支払サイト|当月末締め翌月15日は、公表どおりの強み

公式サイトの記載を一次確認しました。

公式の記載(2026年8月10日確認・要旨)

稼働月の当月末締め、翌月15日に支払い(例:稼働月が9月なら9月30日締め・10月15日支払)。※諸条件あり。

公式トップの「選ばれる4つの理由」でも「業界最速水準の翌月15日払いなど」と訴求されています。

比較の基準として、制度上の上限を置いておきます。

基準内容
フリーランス新法の上限報酬の支払期日は、成果物等を受領した日から起算して60日以内(2024年11月1日施行)
ハイパフォコンサル当月末締め翌月15日=約15日サイト(※諸条件あり)
参考:業界に多い条件月末締め翌月末(30日サイト)。この場合、月初に稼働開始すると初回入金まで約60日かかる

この項目は、公表と一次確認が一致した数少ない項目です。独立直後で運転資金が薄い時期には、実額として効きます。ただし「※諸条件あり」の中身は公式サイト上では展開されていないため、契約前に締め日・支払日・条件を書面で確認してください

登録者数の推移と、公式サイト内での数字の揺れ

登録者数は、このサービスの規模を語るときに最も引用される数字です。時系列で並べます。

公表値時点出典
24,000名突破2021年5月末INTLOOPリリース(ハイパフォコンサル+TECH STOCK合算)
約33,000名2023年(リリース内の会社紹介文)同上
41,000名突破2024年6月末同上
全登録者数 55,000名以上2026年8月10日時点のトップページ表記公式トップ(当メディア実測)

引用時に注意すべき点が2つあります

注意点

  1. リリースの登録者数は、ハイパフォコンサルとTECH STOCK(エンジニア向け)の合算値です。2021年・2024年のリリースは明示的に両サービス合算と書かれています。「コンサルタントが55,000名登録している」ではありません
  2. 公式サイト内でもページによって数字が違います。当メディアがトップページで確認したのは「全登録者数55,000名以上/22年目」ですが、検索エンジンのインデックスには実績ページの「48,000名以上(全登録者)/21年目」という別の値も残っていました。サイト内で更新タイミングがずれています

二次メディアの「46,000名超(2025年時点)」「40,000名以上」も、どのページのどの時点を引いたかで説明がつきます。登録者数は、時点とページを指定しない限り検証できない数字だと考えてください。

登録者数そのものは、あなたにとっての実利にはほぼ関係しません。登録者が多いほど競争相手も多い、という読み方すらできます。見るべきは母数ではなく、自分の経歴で提案される案件が何件あるかです。

評判の分解|良い評判・悪い評判は何に起因するか

口コミの引用ではなく、流通している評価を構造に還元します。

よく見る評価その原因になっている構造あなたに当てはまるか
上流・PMO案件が多い実測でプロジェクト管理が178件/248件=約71.8%。訴求値どおりPMO・PM・SAP経験者ほど効く。事実として構成が偏っている
入金が早い当月末締め翌月15日(※諸条件あり/公式一次確認済み)独立直後・運転資金が薄い時期に効く
運営元が信頼できる東証グロース上場(9556)。決算・有報で財務が検証可能発注元の支払能力を自分で確認したい人に効く
稼働率を選べる案件に「稼働率30〜100%」等の表記があり、週2〜3稼働の案件が存在する複数クライアント併走を設計したい人に効く(FLR-28)
案件が思ったより少ない公開案件は実測248件。二次メディアの「8,000件以上」は累計実績との取り違えの可能性「業界最大級」を件数の期待値として読んだ人ほど落差を感じる
フルリモートがないフルリモートは実測3件(約1.2%)。「リモート80%以上」は一部リモートを含む定義在宅完結が必須条件なら、ここは主戦場ではない(FLR-16・FLR-29)
紹介されなかった/連絡が来ない案件文面が「自走」「リードとして」を前提としている。顧客の意思決定を動かす経験が要件顧客折衝経験が薄い層・実務3年未満は高確率で該当
地方案件が少ない掲載の勤務地は東京・神奈川に集中。名古屋/大阪/福岡の特集ページは用意されているが件数は限定的地方在住は「首都圏案件に一部リモート+出張で参画」する形になりやすい
マージンがわからない手数料率は非公開。業界標準どおり率ではなく提示額の絶対値で判断する

登録すべきか|判定フロー

面談で必ず聞く5つの質問

公開されている母数が248件で、手数料が非公開である以上、意味のある数字は面談で取るしかありません。

質問なぜ聞くか
「私の経歴で提案可能な案件は、非公開分を含めて何件ありますか」公開248件は自分の選択肢の数ではない。唯一意味のある件数はこれ。非公開案件の有無もここで確認できる
「この案件の契約形態は業務委託ですか、派遣・契約社員ですか」同じサイトに3種類の契約形態が並んでいる。消費税・経費・社会保険・フリーランス新法の適用がすべて変わる
「掲載の『〜◯◯万円』に対し、私への提示額はいくらですか。税別ですか」掲載は上限・税別表記。下限は書かれていない。税別/税込を揃えないと他社と比較できない
「フルリモートは何件で、一部リモートの場合は出社が週何日・出張は月何回ですか」「リモート80%以上」はフル+一部の合算定義。在宅完結は実測3件。件数と出社日数を分けて聞く
「翌月15日払いの『諸条件あり』とは何ですか。締め日・支払日を書面でもらえますか」公式サイト上で条件が展開されていない。フリーランス新法の上限は受領日から60日以内。書面明示は法定義務

よくある質問

ハイパフォコンサルの案件数は何件ですか?

2026年8月10日時点の実測で、公開案件(募集中のみ表示)は248件でした。二次メディアには「公開案件数8,000件以上」という記述がありますが、同時期の別メディアが「累計プロジェクト数も約8,000件」と書いており、累計実績を公開案件数として引用した取り違えの可能性が高いと考えられます。なお、エージェントは非公開案件を持つのが通常なので、面談後に提示される案件はこの248件の外にもあり得ます。登録前に自分で確認できる母数が248件、という理解が正確です。

「リモート案件80%以上」は本当ですか?

公式トップの「リモート案件を探す」ボタンと同じ検索条件(フルリモート+一部リモート)で実測したところ、187件/248件=約75.4%でした。訴求の80%をやや下回りますが、定義に沿えばおおむね整合しています。ただし在宅完結のフルリモートに限ると3件(約1.2%)でした。「リモート可」と「フルリモート」は別物なので、在宅完結が必須条件の方は面談で件数を確認してください。

マージン率は公開されていますか?

公開されていません。公式サイトに手数料率の記載はなく、業界標準どおりの扱いです。運営元のINTLOOPは労働者派遣事業の許可を持ち法定開示も行っていますが、当メディアが確認できたのは2019年度・派遣19名・労使協定方式のもので、7年前の数字かつ雇用契約ベースであるため、現在の業務委託案件の手数料水準を示す材料にはなりません。率の推測より、面談で出てくる提示額の絶対値を他社と比較するほうが確実です。

「派遣」と書かれた案件がありました。フリーランス向けではないのですか?

INTLOOPは一般労働者派遣(派13-302451)と有料職業紹介(13-ユ-301898)の許可を持っているため、業務委託・派遣・契約社員の案件を同一サイトに掲載できます。違法ではありませんが、契約形態が変わるとフリーランス新法の適用、消費税の請求可否、経費計上、社会保険がすべて変わります。案件詳細の「契約形態」欄を必ず確認し、面談でも口頭で確認してください。

支払サイトは何日ですか?

公式サイトの記載では、稼働月の当月末締め・翌月15日払いです(※諸条件あり)。稼働月が9月なら10月15日支払という説明が公式に明記されています。約15日サイトで、月末締め翌月末(30日サイト)が多い業界の中では短い部類です。ただし「諸条件あり」の中身は公式上で展開されていないため、契約前に締め日・支払日・条件を書面で確認してください。なおフリーランス新法により、報酬支払は受領日から60日以内が上限です。

登録者数55,000名というのは本当ですか?

2026年8月10日時点の公式トップページに「全登録者数55,000名以上」と記載されています。ただし2点の留保があります。第一に、INTLOOPの過去リリースでは登録者数はハイパフォコンサルとTECH STOCK(エンジニア向け)の合算値として公表されてきました。第二に、公式サイト内でもページによって数字が異なり、検索インデックスには実績ページの「48,000名以上」という別の値も残っていました。時点とページを指定しない限り検証できない数字です。

エンジニアからPMO・コンサルに転向できますか?

案件文面から読める要求は「自走」「リードとして」「一気通貫で」であり、顧客の経営層・現場との合意形成が前提になっています。SIerでPM・PLとして顧客折衝と進捗管理を経験している方、SAP/ERP導入の実務がある方、インフラ・クラウドの上流設計経験がある方は接続しやすいです。逆に、開発中心で顧客折衝経験が薄い場合は提案が出にくいと考えられます。

週2〜3稼働の案件はありますか?

あります。実測時、案件カードに「稼働率 30〜100%」「50〜100%」「60〜100%」といった表記が確認できました。単価は稼働率に応じて按分されるのが通常です。複数クライアントを併走させたい方は、稼働率表記のある案件を検索段階で確認し、面談で下限稼働率と実際の稼働イメージをすり合わせてください。

他のエージェントと併用すべきですか?

2〜3社が適正です。ハイパフォコンサルの適合領域はPM・PMO・SAP・上流IT設計に明確に偏っているため、この領域が主戦場なら軸に置く価値があります。ただし公開案件が248件である以上、母数の補完は必要です。フリーコンサル向けエージェントの横並び比較はFLR-40で扱っています。同じ経歴書を2社に出せば、手数料率を推測しなくても相場は見えます。

まとめ

ハイパフォコンサルをどう評価するか

  1. 運営がINTLOOP(東証グロース9556) — 発注元の財務と事業継続性を自分で検証できる。この領域では希少
  2. 公開案件は実測248件(2026年8月10日・募集中のみ)— 「8,000件以上」は累計実績との取り違えの可能性
  3. 「PMO・PM 60%以上」は実測71.8%で訴求値を上回る — 検証した公表値の中で最も忠実だった
  4. 「リモート80%以上」は実測75.4%でほぼ整合 — ただし一部リモート込みの定義。フルリモートは3件(約1.2%)
  5. 単価は上限・税別表記 — 「〜150万円」は提示額ではない。税込表記の他社と直接比較しない
  6. 契約形態に派遣・契約社員が混在 — 法的性質が別物。案件詳細で必ず確認する
  7. 手数料率は非公開 — 2019年度の派遣法定開示は年度・母数の条件が揃わず参照材料にならない
  8. 翌月15日払いは公表どおり — 一次確認が取れた数少ない項目。「諸条件」だけ書面で確認する

ハイパフォコンサルは、公表値と実測がよく一致するエージェントです。当メディアがこれまで検証した中では珍しく、「PMO・PM 60%以上」は実測が訴求値を上回り、「リモート80%以上」も定義に沿えばほぼ整合し、支払サイトも公表どおりでした。数字の誠実さという点で、評価すべき水準にあります。

ずれているのは、公式の数字ではなく、その周りに堆積した二次情報のほうです。「公開案件8,000件以上」は実測と2桁違い、「登録者46,000名」はサービス合算値の一部を切り出したもので、いずれも公式が言っていない形に加工されています。

そして公式が言っていないことが1つだけあります。在宅完結のフルリモートは3件です。「リモート80%以上」は定義どおりの正しい表現ですが、その80%の中身が週数日の出社を伴う「一部リモート」であることは、バナーからは読めません。

最後に残る問いはレバテック・テクフリのときと同じです。あなたの経歴で、非公開分を含めて何件の提案が出て、いくらの提示が返ってくるか。この記事の目的は、その確認を登録前と面談の2段階でできるように、見る場所と聞くことを先に決めておいてもらうことです。

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